ストーリー画像
 ロンドンで奇妙なことが起こっている。残忍な牧師、ドンビー師が院長を務める孤児院。そこで暮らす幼い少女エミリー・レインはわが目を疑った。キッチンで一匹のネズミに話しかけられたのだ。ネズミは丁寧に「わたくしはヒエロニムス・ブリュースター卿です」と自己紹介する。これは幻? いや幻なんかじゃない。なぜなら、その後すぐに、伝説の中にだけ登場する、奇妙な生き物の存在を信じるしかなくなるような出来事をエミリーは体験したからだ――エミリーは見た。孤児院から一人の女の子をさらっていくオオカミ人間の姿を。
 しゃべるネズミ、純白のエルフの剣士、気難しいアルケミストに親友のアウロラ。エミリーは頼りになる仲間たちとともにさらわれた女の子の捜索を開始する……。手がかりをたどるうちにエミリーと仲間たちは、ウアアルト・メトロポールへと入っていく。それはロンドンの地下に存在する謎に満ちた街。暗く、危険な領域だ。そこでは、堕天使が暮らし、太古の神々が人間の運命を支配する。繰り返しロンドンで起こる子供たちの失踪事件の背後に隠された真実とは? そして、ウアアルト・メトロポールを支配する謎の存在、リシダスとは何者なのか?
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