カバーイラスト:小島文美

挿絵:小島文美、二木靖、猫将軍、おおぐろてん

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価格:1700円+税

サイズ:18.7 x 13 x 1.8 cm

頁数:416頁

ISBN:978-47988-3028-5

《海底軍艦『檀君』 荒山徹》
韓国初の原子力潜水艦、その名も〈檀君〉。ウルトラ・マイティー・スーパー・チタニウム合金を外殻にまとったこの艦の乗務員は、全て女性であった。独島海底で、〈檀君〉は「神殿」のような遺跡を発見する。その翌日から艦内には潮の香りが漂い、乗務員一人ひとりと、目の間が離れた顔に変貌していくのだった。
《キングダム・カム 小中千昭》
無人潜水艇の遠隔操縦のスペシャリストであり、現在は指導者と活躍している磯野のもとに、900メートルの海底を探査してほしいと依頼がまいこむ。その場所は、10年前、磯野が指導し、その後行方不明となった増岡拓喜司が向かった場所と同じ場所であった――。)
《海底カーニバル 読者参加企画:樹シロカ・佐嶋ちよみ・高原恵・旅硝子》
協力:クラウドゲート株式会社、菊地秀行、山田正紀、朝松健、牧野修
内原富手夫(『妖神グルメ』)、限界少女ニラカ(『クトゥルフ少女戦隊』)、神門帯刀(『邪神帝国』)、龍頭麗華(『呪禁官シリーズ』)、と作品の中で自ら出会いたい…!そんな読者の夢が、読者参加型「メイルゲーム」企画として実現。神話世界の化け物となり、あるモノは退治され、あるモノは料理され、またあるモノは…。
解説
ひとつのクトゥルー作品をテーマに複数の作家が競作するオマージュ・アンソロジー。第11弾は『神殿』に捧げる。
クトゥルー・インタビュー    
★初めて読んだクトゥルー神話はなんでしょう?
荒山徹先生:「ダンウィッチの怪」です。高校生の時に創元推理文庫で読みました。
          感想はゼロです。読んだことすら忘れていました。
          大学生になり、「インスマスの影」を読んでようやくラヴクラフトの面白さに開眼しました。
          それから「ダンウィッチの怪」を既読だったことにショックを受けつつ改めて読み返し、
          傑作と思い、この面白さがわからなかった高校時代の自分に恥じるまいことか。
          ドン・ペンドルトンとか、ジェラ―ル・ド・ヴィリエに夢中になっていたからかなあ?

 
小中千昭先生:多分創元の『怪奇小説傑作集』なので、『ダンウィッチの怪』。


★一番好きなクトゥルー神話はなんですか?
荒山徹先生:「インスマスの影」です。
          アメリカ海軍の潜水艦が暗礁を魚雷攻撃したことに言及されるくだりが特に好きです。
          クローズドな空間で人知れず怪奇に遭遇しておしまい、というのは好みでないようです。
          プライベートなものが、パブリックなものとなる瞬間がたまりません。
          インスマスの場合、政府が乗り出すところとなり、しかも潜水艦を繰り出す、というのが最高でした。
          このくだりがなかったら、それほどのファンにはならなかったとさえ、今、思い返して思います。  

 
小中千昭先生:ずっとこれまで好きだと思っていたのは、『アーカム計画』(ロバート・ブロック)、
          『精神寄生体』『賢者の石』(コリン・ウィルソン)などだった。
          しかし近年はラヴクラフト自身の正編が好きらしい。


★クトゥルー・ミュトス・ファイルズ「オマージュ・アンソロジー」において、「神殿」を選んだ理由を教えてください。
荒山徹先生:潜水艦(Uボート)が出てくるからです。
          潜水艦は、小学生の時にテレビで観たシーヴュー号以来のファンです。
          ずっとシービー号だと思っていましたが。
          私は、宇宙大作戦よりも海底科学作戦のほうが断然、好きでした。
          そのようなわけで、「神殿」も、HPLの作品の中で特に愛着があります。
          創土社のクトゥルー編集部(と勝手に命名しましたが)のMさんから
          オマージュの3本を選べといわれた時、真っ先に頭に浮かんだのが「神殿」でした。
          セルジオ・レオーネ監督は「ウエスタン」を「ヴィスコンテがマカロニ・ウエスタンを撮ったらどうなるか」
          との構想で撮ったとの由ですが、そのような作劇法って面白いな、と思っておりましたので、
          「トム・クランシーがクトゥルフ神話を書いたらどうなるか」の構想で書きました。
          ちなみにあとの2本は、ハワードの「妖蛆の谷」とHPLの「エーリッヒ・ツァンの音楽」で、
          前者は「中島敦がハワードを書いたらどうなるか」、
          後者は「香港映画の、特に五福星の世界観でクトゥルフ神話を書いたらどうなるか」と考えておりました。

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